プロ翻訳者が仕事で使っている辞書3選

翻訳に役立つツール

翻訳の仕事を行う際に特に使用頻度が高い辞書を 3 つ紹介したいと思います。

辞書は大きく分けて 3 種類必要だと感じており、用途に応じて以下を使い分けています。

まったく知らない単語や熟語、用例を確認するとき

そんなときに使用する辞書は、収録語数・例文数がやたら多い、英辞郎です。以前は『英辞郎(辞書データ版)』を購入していましたが、更新していくのが面倒なので、今ではオンラインの英辞郎 on the WEB Pro を利用しています。以前は無料版でもあまり不便を感じなかったのですが、最近は Pro 版との差が大きく、大したコストではないので仕方なく料金を払っています。

ただし、文脈によっては適切でない訳語が掲載されていることもあり、これだけで十分とはいえません。

また、英辞郎でも不明な言葉は、以下の方法を駆使してググって調べる必要があります。

翻訳に役立つ Google 検索テクニック

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うまい訳語が思いつかないとき

翻訳用の辞書といえばコレ、『ビジネス技術実用英語大辞典』(通称、「海野さんの辞書」)です。

語学辞典には載っていないけど、和訳する際には使用することがある訳語が多く掲載されていて、まさに実用的です。最近では英辞郎にも同じ訳語が掲載されていたりしますが、新版が出れば必ず購入する辞書です。

単語の正確な意味を確認したいとき

英文の意味がよくわからないとき、単語の正確な語義や用法を確認したいときは、上記の辞書では不十分なので、やはり一般的な大辞典が必要です。大辞典であれば特に種類にこだわりはないのですが、私は後述のソフトで対応しているランダムハウス英語辞典の CD-ROM 版を使用しています。ジーニアス英和大辞典でもリーダーズ英和大辞典でもいいと思います。

以前は英英辞典も辞書ソフトに入れていましたが、使用頻度が低いので除外しました。

串刺し検索できる辞書ソフトは便利

コピペなどで複数の辞書を同時に検索できるソフトは作業の効率化に欠かせません。次のソフトは上記の辞書をまとめて検索できるので、Jamming の時代から愛用しています。

Logophile
電子辞書ブラウザ for Mac and Windows

これに慣れると、電子辞書は単語入力が面倒で使う気がしません。ただし、電子辞書にも良い辞書が含まれているので、あったほうがいいかな、とは思います。

なお、実務翻訳において重要な頻出表現は限られており、それらの正確な訳し方を覚えることは翻訳者への近道です。山岡洋一先生の『英単語のあぶない常識』にはそれら頻出表現の本当の意味と訳し方が網羅されているので、翻訳学習者には一読をお勧めします。

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