翻訳作業はゲームや動画編集などと比べると負荷が小さく、最近のPCはフリーズすることも少ないので、PCの性能はあまり気にしていませんでした。しかし最近はどうもいろいろな作業に時間がかかりすぎると感じることが多く、前回の買い替えから3年ほど経っていたので、面倒ですが思い切って買い換えることにしました。
そこでPC性能について改めて調べてみると、今まで使っていたPCでは能力がかなり不足していたことに、今さらながら気づかされました。
まず、CPUがCeleronというのは問題でした。PassMarkなどの指標を見た感じ、Intelなら最近のCore iシリーズ、AMDならRyzenシリーズであることは必須でしょう。
次に、メモリが4GBというのも大問題でした。翻訳作業時にタスクマネージャを開いてみると、複数のタブを開いているWebブラウザにかなりのメモリが使用されており、4GBでは全然足りていません。翻訳支援ソフトやXbenchなどのツールもメモリを使用するためには、最低8GBは必要でしょう。自分で取り付ければ安く簡単に増設できるので、これは早く対処しておくべきでした。
また最近のストレージは、ハードディスクドライブ(HDD)よりもSSDが高速なので人気です。SSDは大容量だと高くなりますが、容量が足りなければ増設すればいいので、基本仕様は128GBでも問題はないでしょう。
そんなわけで、上記の仕様を満たすMicrosoft Office付きのPCを探すことにしました。日本のメーカーは高すぎるので、ビジネス用として定評あるhp、Dell、Lenovoあたりを探したところ、LenovoのThinkCentre M75q-1 Tinyというモデルで非常に安く高性能な仕様にできることがわかり、これを購入しました。デュアルで使用しているディスプレイは使い回しです。納期は10日間ほどでした。
作業してまず驚いたのが、その起動時間の早さです。今まではタラタラ起動した後、各種アプリケーションを立ち上げてマトモに使用できるようになるまでに結構時間がかかっていましたが、新しいPCではWindows 10の起動にかかる時間はわずか10秒程度。起動後もすぐにサクサク作業できます。
これまではこの立ち上げがストレスだったためにスリープ状態を多用し、それがバグの原因になったりしていましたが、これだけ早ければシャットダウンして起動するのもまったく苦でなくなります。
ブラウザのタブを多数立ち上げても動作が遅くなることもなく、翻訳メモリや辞書の読み込みも探索も高速になっています。
後悔先に立たずですが、生産性において今までどれだけ損していたんだと。。
これに感動し、サブのノートPCまで買い換えてしまいました。あの定評あるThinkPadが3万円台で購入できたのですから(Officeなし、SSD 128GB、メモリはダウングレードして自前で増設)。