翻訳者の副業として「ブログ」をお勧めする理由

翻訳者の副業

翻訳者の仕事では、待ち時間が発生したり、突然予定が空いたりすることがよくあります。そんなときにできるお勧めの副業が、「ブロガー」です。

私も副業としていくつかのサイトを運営しており、このサイトもその 1 つです(まだまだ育成中ですが)。ブログなどで稼げるのかと思われるでしょうが、やり方と腕しだいでは結構稼げます。実際にやってみて感じたのですが、翻訳者に向いています。

ここでは、ズバリいくら稼いでいるか、どうすればよいかといった点まで含めて、ブロガーという副業について紹介したいと思います。

翻訳者がブロガーに向く理由

ブログの作成は時間に拘束されないため、空いた時間を有効に使って気軽に始めることができます。

また、読みやすい文章を書くことは翻訳者の得意とするところでもあります。

そして、外国語ができるという強みを活かし、興味のある海外の情報を翻訳して紹介したり、反対に外国語で日本の情報を発信することもできます。

翻訳者としてのメリット

本業へのメリットもあります。

まず、Web デザインに関する知識が増えるので、Web 関連の翻訳を行う際に役立ちます。タグやコードに関する知識も自然と身に付きます。

また、原文なしに日本語を書くことで、自然な日本語の文章とはどんなものかという感覚が戻ってくる気がするようなしないような。。。

とにかく、悪いことはありません。

ブログで稼げるのか?

ブログで稼ぐ方法はいくつかありますが、一番簡単に始められて稼ぎやすいのが、Google AdSense による広告収入です。アクセス数さえ稼げるようになれば、比例して広告収入を得ることができます。どのくらい稼げるのかが気になる方は、「ページRPM」という単語を検索してみてください。これは、1000 ページ ビュー(PV)あたりの収益額のことです。これが 300 なら、月 3 万 PV のブログを運営していれば、月 9000 円の収益になるということです。

この副業のおいしい点は、アクセスが集まるサイトをいったん構築すれば、その後は自動的に収益が期待できることです。ドメインの価値を見積もるサイトを見てみると、ドメインの価値は年間の広告収益の 7 倍程度となっています。つまり、何もしなくても長期的にはその程度の収益が期待できるということなのでしょう。

私の場合

私の場合、ブログ(このサイトではありません)を始めてから 1 年ほどで月 5 万 PV ほどのアクセスが集まるようになりました。ページ RPM は 500 円以上あるため、月 3 万円程度の収入になっています。特に多くはありませんが、リスクのない副業としては十分ではないでしょうか。

これで、年間 36 万円、長期的に見れば約 250 万円の収益を生み出すことになります。

これまでに書いた記事数は約 150 です。仮に 1 記事あたりの作成時間を 2 時間としても、時給に換算すれば 8 千円を超えることになります。しかも、少しコツがわかってきたため、今後はますます増える気しかしていません。

本業の翻訳業は、比較的安定した収入と社会的評価を得られるため続けていくつもりですが、いずれは本業を減らしてもよくなるかもしれません。というかむしろ、そうしたいとさえ思っています。

ブログで稼ぐ方法

ブログでアクセスを増やし、収益を得るためには、注意するポイントがいくつかあります。これらのポイントを気にせずにブログをやっている人は多数いらっしゃいますが、以下の 4 つのポイントを意識するかどうかで収入には大きな差が現れます。

すぐには稼げないと認識すること

ブログのアクセス数や収益は、うまく行く場合でも、二次関数的に増加するものです。

どんなに良い記事を書いていても、最初からアクセスを集めることなどできません。アクセスや収益がほとんど発生しなくても、少なくとも 100 記事くらいは良質な記事を書き続ける必要があるのです。

これには忍耐が必要です。特に反応がないまま記事を書き続けることに苦痛を感じることもあるかもしれません。多くの人が途中で投げ出してしまいますが、これは我慢するしかありません。続けなければ何も実りませんし、続ければその分だけ見返りがあるかもしれません。

次の記事が参考になります。

PV数でわかるブロガー番付-あなたのブログはどのレベル? | ブログ部
あなたのブログのPV(ページビュー)はどのくらいですか? このブログ部によく寄せられる質問の一つに、 「月間5万pvになるとどのくらいのブログ収入になるの?」とか、 「ブログのアクセスが20万pvあるんだけど、それって良いの?悪いの?」 …というものがあります。 ブログはどのくらい稼げるのか? 他のブログと比べ、自分の...

続けられるテーマを選ぶこと

ブログで稼ごうと思うと、稼げるテーマは何なのかという点がどうしても気になってしまいます。しかし実は、テーマは趣味でもなんでもかまいません。むしろ、収益ばかり気にすると、よくあるアフィリエイト サイトと同じようになってしまいます。この世界には強力なライバルが多いため、実際に稼ぐことは非常に困難です。

Google AdSense なら、どんなコンテンツでも自動で最適な広告を表示してくれます。そのため、儲けを考えて記事を書く必要がありません。前項で述べたように、大事なのは続けることなので、続ける鍵は苦労と感じないことです。そのため、続けられるテーマを選ぶことが非常に重要なのです。

なお、テーマはどちらかというと、あまり時代に左右されない内容の方が良いかと思います。その方が、長期的なアクセスと収益をもたらしてくれるからです。

自サイトを持つこと

注意したいのは、無料ブログ サービスを利用してはいけないということです。これらは敷居が低く、初期投資が不要なのでつい手を出してしまいがちですが、無料ブログサービスでは良い場所に広告が付けられてしまい、ほとんどの収益をホストに持っていかれてしまいます。

また、サイトの速度などが問題として気になっても、自分で解決することができません。最初から投資することには抵抗がありますが、最初から独自ドメインを取得し、高速のレンタルサーバーを借りて WordPress でサイトを運営するのが実は一番の近道だと思います。

投資が必要といっても、ドメインは年間千円台で十分です。レンタルサーバーは、人気ブロガーの多くが利用しているエックスサーバー株式会社が運営している WordPress専用クラウド型レンタルサーバー『wpX Speed』などでも、月々千円ちょっとでレンタルできます。

もっと安いレンタルサーバーも多数ありますが、高性能サーバーの方が Google 検索で高く評価されやすく、トラブルも少ないため、最初から利用することがお勧めです(実は私は安いサーバーから始めたのですが、すぐに移設することになり、無駄な時間とコストがかかってしまったため、いまでは後悔しています)。

このようにコストは大してかからないので、たとえ失敗したり途中で挫折するにしても大きな痛手になることはありません。

客観的に必要とされる情報を提供すること

アクセス数増加には、Google に評価される記事を書くことが、最も重要です。SNS 頼みの方法もあるのでしょうが、こちらの方が確実です。そのためには、Google 検索でどのような記事が評価されるのかを知る必要があります。

簡単に言うと、Google で上位表示されるページとは、検索した人が満足できる内容が見つかることです。そのためには、どのような検索ワードでどのような意図をもって見られるページなのか、という意識を常に持ってコンテンツを作成する必要があります。意図した検索結果に表示されるライバル ページにも目を配る必要があります。

これが最強の SEO(Search Engine Optimization)対策なのです。アクセス増を狙う場合、この視点は欠かせません。私にそれができているかというアレですが、このテーマに関する重要サイトは紹介しておきたいと思います。

バズ部
私たちが考える最高のWebマーケティング、コンテンツマーケティングについて、会社経営者、Webの担当者や個人事業主の方々にダントツで役に立つコンテンツを提供する「バズ部」

このバズ部は、WordPress の初心者向けの情報も充実しています。

なお、この姿勢は「自分が書きたいこと」より「求められること」を優先するということなので、趣味をテーマにしていても、仕事に近いようにも感じます。しかし、楽しくはなくても、情報を求めて検索している人のニーズを満たしていると思うと、社会貢献しているという「やりがい」を感じることもできます。

ちなみに私は適当に書きたい(書きやすい)記事を書いてしまうこともありますが、これは SEO 上は褒められたものではありません。このページも、「翻訳 副業」という検索ニーズ(副業として翻訳の仕事を探している)を満たさないので失格です(当サイトを訪問していただいた現役翻訳者の方が気になってみていただけたら、と思って書いています)。

以上、経験者としてブログによる副業について書いてみましたが、興味をもった方は実際に成功してる方の本を読んでみることをお勧めします。

お勧めしない副業

参考までに、お勧めできない副業も紹介したいと思います。

Web ライター

ブロガーと同様に文章を書く仕事ですが、これはお勧めできません。この仕事はいわば、ブロガーの下請けのようなものです。うまみがあるのは、常に上流側です。1000 文字あたり 1000 円前後の報酬が期待できますが、締め切りによっては本業に影響が生じるし、長期的な利益は大きくなりえません。

私は先日、運営しているサイトを読んだ方から、1000 文字あたり 2000 円で記事を書いてほしいとの依頼を受けました。しかし、上記の理由で割に合わないと思い、お断りしました。

トレーダー

もう一つお勧めできない副業が、株の売買、先物取引や仮想通貨などのトレーダーです。時間を自由に使える点で翻訳者は有利であり、短期間に儲けを出すことができる魅惑もあります。単調な翻訳の仕事では得られない刺激も味わえます。しかし、向き不向きもあるでしょうが、リスクも大きく、損失が出ていれば本業にも心理的に影響しかねません。

ということがわかり、自重しています。



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