翻訳会社から仕事を受けるためには登録する必要があり、その際はトライアルへの合格が条件になっていることが多々あります。
翻訳会社にとって、翻訳者の良し悪しはちょっとした分量の翻訳成果物をチェックするだけでよくわかるからです。
このトライアルに合格するために必要なのは、もちろん英語力や日本語力だけではありません。翻訳の仕事を外注するパートナーとしての資質がチェックされるわけです。
何が求められているのかわからない、という方に最もお勧めなのは、校閲者(チェッカー)になってみることです。
そんな時間はない、という方にお勧めなのが、次に紹介する本です。
実際のトライアルの採点者の視点からの情報がしっかりと書かれています。私は実務経験ゼロのときにこの本で自分の訳例と比較しながらコツをつかみ、それからいくつかの翻訳会社のトライアルを受けて合格することができました。やっておいてよかった本であることは間違いありません。
ただ、この本で紹介されているトライアルの例は多くはありませんし、分野が合うかどうかはわかりません。また 10 年以上前の本なので、多少古い面も否めません。
そんな方には、アメリアのトライアル添削を受けるのが向いているかもしれません(この本も元はアメリアのコンテンツです)。
私は利用しませんでしたが、分野ごとのトライアルが行われていてフィードバックを受けることができ、その成績しだいでは受注につながる可能性もあるようです。英語力はあるけど実践的な翻訳力には自信がない方で、校閲者などを経由する気にもならず、翻訳スクールに通うのもちょっと、、という方には最適な選択肢ではないでしょうか。
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