英語力だけでは翻訳者にはなれない

翻訳者になるには

英語ができれば翻訳もできる、翻訳者は英語さえできればなれる、というのは非常によくある誤解です。とはいえ、翻訳者にとって英語力は不可欠です。

翻訳者に必要な英語力

英語で書かれた文章を正確に理解する必要があるため、一般的に、TOEIC 900 点以上、または英検 1 級のレベルが要求されます。

英語力の中でも、必要とされるのは、ほとんどの場合リーディング能力だけですが、字幕翻訳ではリスニング能力も必要になることがあります。自動生成されたスクリプトを基に翻訳する場合、原文にエラーが含まれていることが多々あるからです。また、対話形式の文章などを翻訳する際は、英会話特有の表現に関する知識も必要になります。

以上の英語力に加えて必要になるのは、主に、日本語力と、パソコンのスキルです。ここでは、日本語力について説明します。

翻訳に必要な日本語力

日本語力とは、簡単に言えば、新聞のような文章を書く技術です。誤解される可能性がなく、読みやすくて理解しやすい日本語を書くことは、日本人でもできていない人が多いものです。また、漢字とかなの使い分け、日本語表記のルールなども正確に把握している必要があります。これらは訓練しだいで身に付くものなので、翻訳者になりたい場合は勉強しましょう。

以下の本もお勧めです。30年以上売れ続けてる文章術のベストセラーであり、一読するだけでわかりやすい日本語が書けるようになる不思議な本です。

文化庁の「敬語の指針」にも目を通しておくことをお勧めします。以下から PDF ファイルを入手できます。

第6期 総会 | 文化庁
政策について

インターネット上の文書の表記については、マイクロソフト社のスタイルガイドが参考になります。以下から無料でダウンロードできます。

Download International Style Guides - Microsoft | Language Portal

ただしこの最新バージョンは説明が英語で書かれているため、正直なところ使いづらいです。日本語で書かれたヘルプファイル形式(.chm)の第 5 版は「かなと漢字の使い分け」などの付録もあって内容が充実しており、便利で使いやすかったのですが、残念ながら現在は配布されていないようです。私は個人的に持っていますが。

次回は、翻訳で必要なパソコン能力について紹介したいと思います。

コメント

  1. 奥原 より:

    ブログ大変楽しく読ませていただいています。

    お勧めの本が表示されないのですが、著者名をおしえていただくことは可能でしょうか?

    • trans-m より:

      ページにエラーが発生しており、申し訳ございません。取り急ぎ修正しましたのでご確認ください。

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