翻訳者に求められる PC スキル

翻訳者になるには

翻訳者に必要なのは英語力だけではない、ということは前の記事で書きました。翻訳の仕事にはパソコンが欠かせないため、PC スキルも当然必要になってきます。翻訳分野によって IT 化の進展具合はさまざまですが、 ここでは私の翻訳環境において要求される PC スキルについて紹介したいと思います。

翻訳者は、パソコンを使用して次のことができる必要があります。

翻訳環境を整える

よく使用される Windows でマルチモニター環境をセットアップできる必要があります。多くの参照資料を見ながら翻訳を行うため、モニター 1 つでは作業効率が低くなります。常時インターネット接続が確保できるように、障害時の対応を含めて準備しておく必要もあります。

Office ソフトを使用する

Word、Excel ファイルをある程度使用できる必要があります。Word は参照するだけということがほとんどですが、Excel はクエリを挙げたりスケジュール管理を行うために必要なので、ある程度基本を押さえておく必要があります。

PowerPoint は直接編集することはあまりありませんが、ppt ファイルを翻訳したり参照したりすることがあるため、正確に表示できるように所有していた方がよいでしょう。

翻訳ソフトを使用する

現在、翻訳はさまざまな翻訳ソフトを使用することが多く、それらのソフトを柔軟に使用できる必要があります。ソフトは多数ありますが、基本的な機能は大差がないので、いくつか使用してみれば、どんなソフトもすぐに使用できるようになるでしょう。重要な操作は、TM と用語集の設定、訳文の登録、コンコーダンス、タグの操作です。

データの収受を行う

発注者との間で翻訳に関するデータをやり取りする方法としては、メール、FTP、クラウドサーバーなどが使用されます。それらのデータは圧縮・展開が必要なことがあります。パソコンの基本的な操作がわかっていれば難しいことではありませんが、PC 初心者は多少勉強する必要があるかもしれません。

翻訳に役立つツールを使用する

パソコンでは、翻訳に役立つさまざまなツールを利用できます。これらを有効に活用できると翻訳の能率がぐっと上がるので、そのスキルもあるに越したことはありません。辞書ツール、串刺し検索ツール、TM・用語集ツールなどがよく使われる便利なツールです。Google 検索テクニックも重要です。これらについては、今後詳しく紹介していきたいと思っています。

以上です。わからないことは翻訳会社もサポートしてくれますが、メールなどでのやり取りではお互いに手間がかかるし、限界があります。ある程度の基本は自分で身につけておくようにしましょう。

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