ソフトバンクスマホの料金プランを検討していて、スマホをそれほど使わないライトユーザーにとって「スマ放題ライト」の方が「スマ放題」より高くつくことがわかったので紹介します。
公式サイトでの「スマ放題ライト」と「スマ放題」の細かい違いは次のとおりです。
一般的な基本料金(税込)は次のようになっています。
スマ放題ライト:1,836 円
スマ放題:2,916 円
ライトユーザーであれば「スマ放題ライト」の方が安く感じますが、そこにワナがあります。
かんたんに言うと、「スマ放題ライト」ではデータ定額サービスのうち、「データ定額ミニ 2GB」(税込 3,780 円)を選べないのです。
スマ放題ライトの最安プラン合計額
「データ定額ミニ 1GB」というプランは選べますが、1GB では少なく、何より月月割が適用されないため、実用的な選択肢ではありません。
そこで、最低でも「データ定額 5GB」(税込 5,400 円)を選ぶ必要があります。
この場合、以下の合計額は、7,560 円になります。
スマ放題ライト:1,836 円
データ定額(5GB):5,400 円
ウェブ使用料:324 円
一見すると割高な「スマ放題」ではどうでしょうか。
スマ放題の最安プラン合計額
「データ定額ミニ 2GB」(税込3,780円)を選べるため、これにすると以下の合計金額は 7,020 円となります。
スマ放題:2,916 円
データ定額ミニ(2GB):3,780 円
ウェブ使用料:324 円
「スマ放題ライト」の最安プランより、月々 540 円、年間 6,480 円安くなります。データ使用量の上限が 2GB という制限はありますが、多くのライトユーザーにとって本当に適しているのはこのプランだと思われます。
データ通信量は 2GB で大丈夫?
2GB という上限は微妙なところです。追加で購入することもできますが、少し面倒です。
一般的なスマホのデータ使用量
一般的なスマホユーザーのデータ使用量はどのくらいなのでしょうか。2015 年の以下のデータによると、スマホユーザーの半数近くが 2GB 以下に収まっています。
少々古いのですが、2013 年に調査された次のデータでは、83% の人が月 2GB 未満という結果が出ています。
つまり、スマホでデータ通信のかさむ使い方をしない方であれば、「データ定額ミニ 2GB」で問題ないのです。
外出先で動画をよく見たり、テザリングを使用したり、音楽をストリーミング再生したりといった使い方をする方は超えるかもしれません。
が、ふつうにネットサーフィンや買い物をしたり、自宅で Wi-Fi 接続で使っている方は、だいたい 2GB 未満に収まっているのではないでしょうか。
過去のデータ使用量を確認する方法
過去のデータ使用量を確認する場合は、My Softbank で月々の請求明細を開くと表示できます。スマホ側で確認する方法もありますが、操作は OS などによって異なります。
最後に
本当は 3GB までのプランがあれば最高なのですが、それはありません。
ちなみに、料金プランでは通常、税抜価格が表示されています。基本料から月月割を引くと実質的な負担額は少ない気がしますが、実際は税込で考える必要があります。実際には、月月割には消費税分の加算がない分、試算時の感覚より多い金額を支払うことになります。
携帯電話の料金プランは複雑で、通信会社がユーザーをだまして利益をとることが横行しているため、本当にやっかいです。
私は MVNO の IIJmio を使用していますが、大手キャリアをご利用の方はくれぐれもご注意ください。