フリーランス翻訳者が確定申告書を作成する3つの方法【税理士・会計ソフト・作成コーナー】

翻訳者の確定申告

フリーランス翻訳者は、ほとんどの場合、確定申告を行う必要があります。青色申告と白色申告があり、どちらも帳簿を付ける必要がありますが、せっかくなら青色申告を利用した方が多くのメリットが受けられます。

それでは、青色申告の税務を行うにはどうすればよいのでしょうか。難易度が低い順に、3つの方法を紹介します。

  1. 税理士に頼む
  2. 会計ソフトを利用する
  3. 自力で作成する

それぞれについて説明します。

税理士に頼む

税の専門家に任せるのが一番カンタンで安心な方法です。ただし、費用は一番高くつきます。青色申告の確定申告を依頼するとすると、年間売上が 500 万円未満の場合、相場は 5 万円から 10 万円です。自分で記帳をすれば 5 万円、記帳もすべて任せるならば 10 万円です。これを安いとみるか高いとみるかは、あなた次第です。

翻訳者は記帳する取引が少なく、同じような取引が多いため、一通りの知識を身に着ければ経理は苦ではありません。私の場合、初年度は少し苦労しましたが、最近では 1 日で 1 年分の記帳から確定申告書の作成までを行っています。

ただ、経理のことを考えるだけで気が滅入る方や、きちんと正確に申告しなければ気が済まない方、他に収入があるなど複雑な経理が要求される方などは、プロに任せてしまったほうが良いでしょう。

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会計ソフトを利用する

帳簿付けから、提出する青色申告決算書、確定申告書の作成までをカンタンに行えるのが、会計ソフトです。

会計知識は必要

ただし、初歩的な簿記の知識は必要です。私は学生時代に簿記 3 級を取ろうと 1 週間だけ勉強し、落ちた分際ですが、次の本を読んで何とかなりました。ネットで翻訳者の経理について情報を探すと詳しいページはありますが、正しいかどうかの保証はありません。税の専門家による本の方がわかりやすく、信頼できると思いました。

ただし、今思うと、青色申告会(各地域にあります)や税務署が無料で行っている記帳相談も受ければ良かったと、少し後悔しています。調べても人によって方法が異なり、正しいのかどうか微妙なことが多かったからです。間違った記帳をしていたら後から修正するのは大変なので、最初に専門家に確認するのは大事だと思います。何も知らない段階で行ってもよいのでしょうが、開業時の仕訳と、毎月の一連の仕訳、年末年始の仕訳を作成した段階で見てもらうのがお勧めです。

会計ソフトの種類

会計ソフトには2種類あり、クラウド型とインストール型があります。それぞれの違いについては、以下のサイトが参考になります。

参考1)個人事業の会計ソフト:クラウド型とインストール型の違い

参考2)クラウド会計3社を徹底比較!

最近はクラウド型が人気です。クラウド会計の大手としては「弥生シリーズ」、「freee」、「マネーフォワード」などがありますが、なかでもマネーフォワードクラウド確定申告の青色申告は翻訳者がよく利用しているクラウドソーシング大手のクラウドワークスやランサーズとも連携しているので気になっています。

とはいえ、私が利用し始めた頃は一般的ではなかったので、今も惰性で使っているのはインストール型の会計ソフトです。インストール型で一番有名なのは、次のソフトです。青色申告会で指導に使っているのも、このソフトが多いと思います。

最近はオンラインの弥生シリーズが人気のようですが、いずれにしても昔から定評ある会計ソフトなので安心感があります。

しかし、私が利用しているのは、次のソフトです。クラウドを含む上記の方法ではどれも毎年 1 万円ほどかかるのですが、このソフトは年間 6,000 円(税別)で済む点がお気に入りです。

両方使ったことはないので比較はできませんが、特に問題なく使えています。毎年の更新は必ずしも必要ではないため、更新しなければとても低コストな方法となります。

参考 青色申告・確定申告ソフトを毎年更新する必要はあるのか?

なお、クラウド型会計でも、「MFクラウド確定申告」では、月15件までの仕訳なら無料プランで利用することができます。私の去年の帳簿を確認してみると、仕訳数は最大で月12件だったので、このサービスでも十分できそうです。ただし、年に一度いっきに記帳するという方法はできず、毎月コツコツと入力する必要があるので、私には向いていません。

自力で作成する

強者になると、Excel などで自力で帳簿を作成する方もいらっしゃいます。私はまだ自信がありませんが、翻訳だけだと単純で単調な仕訳ばかりで、会計ソフトの機能も一部しか使っていない気がします。自分で帳簿を付けても、青色申告決算書と確定申告書は、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」から作成できます。実は私も、ちょっと一般的でない確定申告を行っているために会計ソフトで確定申告書を作成することができず、このコーナーを利用しています。

参考 フリーランス在宅翻訳者の確定申告【節税の裏技】



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