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e-Taxに初挑戦して思ったこと。家内労働者の特例が扱いにくい…

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翻訳者の確定申告

令和 2 年度の確定申告から、青色申告特別控除で 65 万円の控除を受ける要件が変わります。

詳細 令和2年分の確定申告の変更に備えて今から準備すべきこと

そこで私はマイナンバーカードを取得し(ちゃっかりマイナポイントもゲットし)、今年こそはと e-Tax に挑戦することにしました。

私は家内労働者の特例を使用しているのですが、会計ソフトがこれに対応していないため、これまでは国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を利用して一部手書きを加え、郵送で提出していました(確定申告書等作成コーナーも家内労働者の特例は完全対応しておらず、e-Tax できません)。

詳細 フリーランス在宅翻訳者に家内労働者の特例は適用されるか?

家内労働者の特例を利用して e-Tax で申告するにはどうすればいいのかと調べていたところ、国税庁で配布している e-Tax ソフトは家内労働者の特例に対応しているとのこと。

しかし e-Tax ソフトを使ってみたところ、わかりにくい。。

確定申告書等作成コーナーのように質問に回答していけば必要書類がそろうものではなく、e-Tax ソフトでは自分で必要書類を指定し、計算して、どこに何を記入すべきかを考えないといけません。
紙で行う申告がただ電子化されただけです。しかも、書類の細かい文字は拡大表示できず(今はできるようになりました)、印刷しないと読めません(老眼でもないのに)。

とりあえずなんとか申告書を作成したものの、昨年度とは様式も変わっていて、正しく申告できているのか確信が持てません。そこで、確定申告書等作成コーナーでも参照用に仮の申告書を作成し、チェックすることにしたところ、案の上、不足書類や入力ミスがいくつも見つかりました。。

結局、会計ソフトで青色申告決算書を作成し、同じ内容を e-Tax ソフトで入力し、確定申告書は 2 とおりの方法で作成するという、非常に回りくどく手間のかかる作業になってしまいました。

来年からはもう少しスムーズにできると思いますが、結構疲れます。55 万円の家内労働者特例を受けないことは考えられませんが、青色申告特別控除が 65 万円でなく 55 万円になったとしても昨年同様に郵送すればよかったかな、と思ったほどです。

家内労働者の特例に対応して e-Tax で申告できる青色申告ソフトがあれば、この苦労はすべて不要になるはずです。大手会計ソフトのいくつかは家内労働者の特例に対応していないという情報が見つかりましたが、最新版は不明です。
ご存じの方は、教えていただけると幸いです。

なお、e-Tax には以下記事で紹介している IC カードリーダがお勧めです。

参考 マイナンバーカード対応で安くてe-Taxに使えるICカードリーダ

追記:e-Tax ソフトで家内労働者の特例を受ける方法の手続きは、以下のページが参考になります。作成後に気づきましたが、ありがたい情報です。

家内労働者の特例を電子申告で受ける方法 | 酒屋就一税理士事務所
家内労働者の特例は確定申告書作成コーナーでは作成も送信もできません(2020年6月時点)。 Q&Aには「手書きにより作成してください」とありますが、電子申告する方法がありますのでご紹介します

2022年1月の追記:令和3年度の確定申告(還付申告)も無事e-taxで完了しました。電子帳簿保存法がややこしいですが、特に大きな変更点はないと感じました。

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